高知の名門 明徳義塾野球部監督である「馬淵史郎」。
おそらく、高校野球にあまり関心がない方でも顔は知っている!って方もいるくらい有名な監督。
現在、明徳義塾は8年連続で夏の甲子園に連続出場。
春・夏合わせて、監督としての甲子園勝利数は50勝。
名実ともに名将と呼べる馬淵監督ですが、「馬淵監督って、なんか嫌い」って方が多い。(笑)
yahooの検索エンジンで、明徳義塾・馬淵監督と打ち込むと、いくつかでてくる連想ワードに「嫌い」と出てくるほど。(笑)
なぜ、これだけの実績を残している馬淵監督が嫌われているのかな?? と疑問に思ったので、その理由とこれまでの経歴や人柄、強豪校を育てあげる指導法を調べてみたので、どうぞご覧ください!
目次
明徳義塾 馬淵監督の経歴

年齢:62歳 (2018年6月時点)
出身地:愛媛県
<選手時代>
愛媛県立三瓶高等学校→拓殖大学 ※ポジションは内野手
<監督就任>
1987年より明徳義塾高校 野球部でコーチを務めながら、社会科の教職員免許を取得。
そして、1990年に明徳義塾 野球部の監督に就任。
<実績>
今年春の選抜(2018)の初戦に勝利し、甲子園通算(春夏)50勝を達成。
夏の甲子園には19回出場(現在8年連続)、2002年に全国制覇。
春の選抜には17回出場。
実績はもう十分。ただ、意外にも全国制覇は1回だけなんですね。やはり、甲子園で優勝するということの難しさを改めて感じます。
明徳義塾 馬淵監督はなぜ、嫌われている??
さて、今回の本題。
こんなにも輝かしい実績のある名将が、なぜ世間的に嫌われているのか??
調べてみたところ、以下の要因が分かりました。
1.松井秀喜の5打席連続敬遠
これは相当有名なので、多くの方がご存じかと。
馬淵監督は、1992年夏の甲子園で、当時星稜高校(石川県)の松井秀喜に対して、全打席敬遠(5打席)を指示しました。
高校野球であるのに、正々堂々と勝負せず、全打席敬遠させたことは大きな話題を呼び、これをきっかけに明徳義塾や馬淵監督には「ヒール」のイメージがついてしまったようです。
2. ルックスや独特のだみ声
見た目がなんとなく悪そう(笑)な印象を受けてしまうのと、インタビューなどでも独特なだみ声と馬淵節が目立つため、本当の人柄を知らない人にとっては、良い印象を持たないようです。
3.戦術
先ほどの松井秀喜に対する敬遠もそうですが、馬淵監督はとにかく「勝つ」ために徹底しています。時にそれが高校野球らしさを感じなかったり、高校野球ファンにはあまり良い印象を与えないよです。これに対して、馬淵監督は以下のように答えています。
「潔く勝負したら、喜ぶのは客と相手だけ」
4.2005年の野球部員の不祥事
この年、初の地方大会8年連続優勝を果たしたものの、野球部員の不祥事(喫煙や上級生から下級生への暴力)が発覚し、甲子園出場を辞退。馬淵監督は責任を取り、監督を辞任。高野連から1年間の謹慎処分を受けています。
翌年には高野連から復帰の承認を受け監督に復帰していますが、この件も1つの要因にあるよう。
明徳義塾 馬淵監督の本当の人柄や指導法は??
確かに、勝負に徹底してこだわる戦術や厳しさはあるようですが、それはやはり監督ですから当然といえば当然なんでしょう。
また、今回、色々と調べていたところ、意外な一面も分かりました。
上甲正典監督(元済美高校 野球部監督 )とのエピソード
明徳義塾と同じ四国で、宇和島東・済美高校の各野球部監督を務めた上甲監督は、馬淵監督にとって最大のライバルであり、親友だったとのこと。出身地も同じ愛媛県南予出身。
生前の上甲監督は以下のように語っています。
「褒めるところはあっても、けなすところの無い男です。甲子園での実績も素晴らしいものがあります。勝負に対する強い思いや、はっきりした言動で世間では誤解されている部分もあるようですが、先輩への気遣いや生徒への思いなど感心する事が多く、深く付き合えば彼の男気を感じるはずです」
愛媛新聞インタビュー
※wikipediaより引用
子ども好き
以外にも馬淵監督は子ども好きのようです。
ある時、明徳義塾ファンの子どもに「誰でも良いので(選手の)サインをください」と頼まれた際、「おう、ほな、おっちゃんのでええか?」と答え、周囲の笑いを誘ったこともあるという。
「師弟同行」という明徳義塾独自の指導法
明徳義塾野球部が掲げるモットーは「野球を通じた人間形成」。
また、「勝利」に向けて本気で取り組むことが選手の成長につながるというのが馬淵監督の信念。
そして、明徳義塾野球部は全寮制。そこで監督も一緒に生活を送っています。
明徳義塾高校全体としても、教職員が学園内で生徒とともに生活をする「師弟同行の教育」というのを指針としています。
ただ、近年では通学する生徒も増えてきている中で、伝統を守る野球部は部員全員が寮で生活。野球部部長なども同じく寮で生活を送っている。
「野球だけではない。グランドで培った努力は選手が同高を離れ、社会の中で自立する力に絶対につながる」
馬淵監督
※毎日新聞(2016年3月16日)
勝負に徹しているのは、ただ勝ちたいだけではなく、勝つことに本気で取り組むことで、得られる人間力があるという信念からなんですね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今までの馬淵監督の印象が少し変わったのではないでしょうか??
毎年、安定した戦力を誇るチームを着実に形成してくるその手腕、そして人間力形成まで見通したその指導も一流と言えるのではないかと思います。
一流の監督と言えば・・・
高校野球界で管理人が最も尊敬する監督がこの方。
福島「聖光学院」の「斎藤監督」!!
聖光学院のあの強さの秘密は斉藤監督の指導法にありました・・・。
是非、↓↓の記事をご覧ください。その秘密が分かります。

>>>聖光学院(福島)が強すぎる理由!そこには斎藤監督の驚くべき指導方針があった!
今回も最後までお読み頂いて、ありがとうございました。
以下のページでは全国の高校野球強豪校スカウト達が注目する「スーパー中学生」の情報をまとめてあります!
それぞれの選手が、果たしてどの高校野球強豪校に進むのか・・・
おそらくこのページに載っている選手たちは来年の夏の甲子園に出ている可能性も!!
スーパー中学生のまとめ記事はこちら↓↓
