今年(2018)も放送された「ドラフト緊急生特番 お母さんありがとう」(TBS系列)。
毎年、感動的なエピソードが特集される当番組ですが、今年も例年通り感動のエピソードがいっぱいでした。
見逃してしまった!!
って方のために、特集された主要選手のエピソードや放送内容をまとめましたので、是非最後までご覧ください!!
目次
金足農業 吉田輝星投手 父と子の葛藤
<内容まとめ>
2018年の夏の甲子園の活躍で、一躍注目を集めることとなった吉田投手。
甲子園終了後、吉田選手にはある気持ちが芽生えました。
「プロに行きたい」
それは子供の頃からの夢。
吉田投手はその思いを両親に伝えると・・・。
「そんなに甘くねえ。大学に行ってからでも遅くねえ」
吉田投手の父はこう答えました。
そこから、父と子の葛藤の日々が始まります。
何度も吉田投手はプロに行きたいという思いを伝えるも、父は許さない。
もちろんそれは、吉田投手のことを思ってのこと。失敗のリスクを考えてのこと。
そんな中、母と父が「梨」を食べている時・・・母が父に対してある言葉を投げかけます。
「あの子の旬っていつなんだろう」
この言葉を聞いて、父の気持ちが揺らぎました・・。
そして、吉田投手は最後までプロになりたいという思いを伝え続けました。
「これまで以上に努力して、プロで絶対に成功する」
最後は、父も吉田投手の気持ちを尊重することで話がまとまり、プロ志望届を提出。
そして・・・運命のドラフト。
日本ハム単独1位指名!!!
吉田投手なら、必ず成功できる!! 東北の星として頑張ってほしい!!!
東洋大 中川圭太選手 「隠された嘘」
<内容まとめ>
幼い頃に両親が離婚。
経済的に余裕がない母子家庭という環境で育った中川圭太選手。
バッティングセンターに行くお金もなく、母は手作りのティーバッティング(木にボールを吊るした特性の道具)を使って練習することも。
それでも母は仕事を掛け持ちし、懸命に働く。
ある日、中川選手と母はスポーツ店にグローブを買いにくと・・・
中川選手は母に気を使って、1万円のグローブを選ぶ。
しかし、母は中川選手が最初に見ていた6万円のグローブを手に取り、レジへ。
この6万円のグローブを買ってもらった瞬間、中川選手は「プロ野球選手」になる決意をしました。
高校はあの有名はPL学園へ進学。
家元を離れ寮生活。
すると思わぬ出来事が。
1年生の時に、PL学園は部員の不祥事により期限付きの対外試合禁止。
しかし、中川選手はそんな困難にも負けず、3年間野球を懸命に頑張りました。
そんな中、母はある事実を中川選手に打ち明けます。
実は、中川選手に心配をかけてくないという一心で、父と離婚していることを母が13年もの間、隠していたんです。
時々、父とも会う機会があった中川選手は全く気付かなかったそう。
「離婚している」
この事実を聞いた中川選手はこう母へ伝えました。
「優しい嘘をついてくれてありがとう」
と。
その後、東洋大へ進学。
大学進学後も懸命に努力し、ついにドラフト候補選手に。
そしてついに・・・・
オリックスがドラフト7位指名。
ぎりぎりでしたが、本当に良かった!!!
お母さんに恩返しができましたね!!!
HONDA鈴鹿 平尾奎太選手
2012年、あの藤浪晋太郎投手を擁し、春夏連覇を果たした大阪桐蔭のメンバー。
藤波投手とは小学校時代にも対戦したことがあり、同級生でありライバル。
2人は大阪桐蔭で再会。
アクシデントが起きたのは、平尾選手が高校2年生の秋。
難病指定にもなっている「IgA腎症」を発症。
医師からは絶対安静を指示されるも、平尾選手は諦めなかった。
「死んでもいいから野球を続けたい」
医師も根負けし、治療を続けながら野球を続けることに。
病気と闘いながらも絶対に諦めなかった平尾選手は、最後の3年の夏にベンチ入り。
地区予選5回戦で復帰登板し、見事勝利。
卒業後は同志社大学に進学。
その後、2年間は病気の治療に専念。
そしてついに病気を克服。
大学卒業後は社会人野球へ進みドラフト候補となる。
果たして結果は・・・・
残念ながら指名漏れでした。。
プロになれなかったのは残念ですが、これからも社会人野球での活躍を応援したいと思います!!
ドラフト生特番 「お母さんありがとう」について
2010年から毎年、ドラフト会議と連動して放送されているTBS系列の番組。
《放送時間》:19:00~21:00前後(その年によって終了時間が多少前後している)
《総合司会》:2012年からは中居正広さんが単独MC
《司会》:中居さんをサポートする形で、毎年TBS女子アナが1人配置。
《ゲスト》:毎年入れ替わっているが、2017年は「松木安太郎」「古田敦也」「北斗昌」「つるの剛士」「吉岡里帆」。
《放送内容》
・ドラフト会議で指名が予想される選手たち数名に焦点を当てた上で、その選手たちに関する知る人ぞ知るエピソードを、密着取材や再現ドラマを通じて紹介する。
・VTRを放送した後に、当該選手や家族の待つ場所とスタジオを中継でつないだ上で、選手が家族やお世話になった人々に向けて直筆の手紙を読み上げることが特徴。
・ドラフト会議自体は各球団の指名状況によって20時代まで及ぶことが多いため、当番組では、中位以下の指名状況をある程度フォローする。
番組に対する賛否両論の意見
この番組は・・・
○両親の離婚、母子家庭や父子家庭など、夢を追う親子の壮絶なドキュメンタリーを追っていること
○ピックアップされた選手が実際に指名されるかどうかは最後まで分からない(実際に指名されない選手もいる)ため、番組内容について賛否両論の意見がでている。
過去のTwitterでの意見をみてみましょう。
まずは肯定的な感想や意見からどうぞ↓
ドラフト特番お母さんありがとう
めちゃくちゃ感動するな(T_T)— 風間昇俊 (@ikimonogari1108) October 24, 2013
ドラフト特番感動する…
感謝の大切さ。。。
— 阪野豊史 (@sakanotoyofumi) October 26, 2017
https://twitter.com/mitsuki0906/status/923528199832612864?s=20
やはり、再現VTRなんかもかなり細かく再現されているので・・
「感動した」「泣ける」
という感想が多数挙がっています。
また、ピックアップされた選手を「これからも応援したい」という感想も挙がっていましたね。
この番組でなければ絶対に明かされることはなかったであろうエピソードが紹介されているので、こういった感想が多くでるのは不思議ではありません。
逆に否定的な意見も・・
ガチ野球ヲタには御涙頂戴傾向のドラフト特番って昔からあんまり評判良くないんで、あまり餌与える真似はしたくないなと。あくまでいち個人的意見ですけど。
— きみ子 [・×・] (@HumorBelly818) October 20, 2016
しかしこういうお涙頂戴的な演出のドラフト特番やめてほしい…生い立ちや家族構成なんかより選手としての特徴やプレースタイル、経歴とかを紹介してほしい
— massy (@massy_i) October 26, 2017
ドラフト特番で父親のせいで家族が崩壊した過去を全国放送されてドラフトに選ばれなかった望月涼太君が可哀想でならない
— ぷんぷん (@elishia_r6s) October 26, 2017
はい・・・。
お涙頂戴的な番組構成、VTRの作り込みにイラっとしてしまう方や、そういったお涙頂戴的なストーリーをピックアップするよりも、選手の特性や分析、解説にもっと力を入れてほしいという否定的意見が目立ちます。
まあ、最もな意見という感じはします。(笑)
確かに、この番組でしか知ることのできないストーリーを知ることができるのは野球ファンにとっては良い事なのでしょう。
しかし、あまりに壮絶な過去をピックアップしている内容もありますし、再現VTRの作り方なんかお涙頂戴の意図が強すぎる面はありますね。
TV局側としては視聴率を取らないと話にならないわけですからある程度は仕方ないのでしょうけど、それに対して嫌悪感を抱いてしまうのもまた自然な反応だと思います。
昨年ネット上で問題となった望月選手
昨年(2017年)のドラフトでに大きな話題を呼んだのが、九州共立大学の望月涼太内野手(当時大学4年生)。※現在は社会人チームで活躍。
彼は大学通算110安打を記録したヒットメーカー。
家族多くの社会人チームからの誘いを断わり、プロ志望届を提出。
幼い頃からプロを目指していた望月選手は、小学4年生の時に周囲との温度差を感じ、少年野球チームを退団。
そこで、建設会社を経営していた父に「毎日練習に付き合って欲しい」と頼んだ。
息子からの願いに父も応え、会社も早退して付き合うように。
高額な野球塾に通わせたり、85万円のバッティングマシーンを購入したこともあったとのこと。
そんな中、経営を部下に任せることが多くなっていった望月選手の父に事件が起きる。
仕事を任せていた部下が、会社の建設資材を転売し、そのお金を持ち逃げしてしまった。
被害総額は数千万に達し、父の会社は廃業を余儀なくされた。
そこから望月選手の生活は激変。
父と母も衝突が多くなり、一家崩壊への道へと進むように・・。
徐々に崩壊する家庭に、望月選手自身は「自分が野球を続けているせいだ」と強く責任を感じてたよう。
それでも望月選手は、諦めずに頑張り続け、奨学金で高校・大学へ進学し、ついに昨年のドラフトで指名候補となった。
がしかし・・・
結果は指名漏れ。。
スタジオも異様な空気に包まれてしまいました。
この件については、視聴者からは、「放送すべきではなかったのでは??」との否定的意見が相次いだのです。
参照記事:https://www.j-cast.com/2017/10/27312357.html?p=all
最後に
いかがだったでしょうか??
ドラフト特番2018の内容についてまとめさせて頂きました。
今年のドラフト指名された選手たちが、プロの世界で華々しく活躍できることを祈っています。
今回も最後までお読み頂いてありがとうございました。
以下のページでは全国の高校野球強豪校スカウト達が注目する「スーパー中学生」の情報をまとめてあります!
それぞれの選手が、果たしてどの高校野球強豪校に進むのか・・・
おそらくこのページに載っている選手たちは来年の夏の甲子園に出ている可能性も!!
スーパー中学生のまとめ記事はこちら↓↓
